Mar 3, 2020

Book

●写真集刊行のお知らせ

新作写真集 『MOSQUITO PAPER』を制作しました。刊行シリーズSanSanStudio11作目。

SanSanStudio Stores ではご注文を承っております。ご覧いただけましたら幸いです。









『MOSQUITO PAPER』

発端は、昨年春から取りかかっていたインドのオールドデリーで撮影した断片がなんとなく写真集として全体像が見えてきた昨夏の終り、「写真」とはまったく関係のない場所で生活する故郷の母が倒れました。

私はそれから、看病、見舞いに右往左往する中、いまこのタイミング「インドじゃないぞ、ニシナリだ」と直感で急遽方向転換しました。 ジワジワと重篤な病気の母を安易に受け入れ難く心の整理もつかないまま、いま自分のいる場所、暮らす街を本にして、一瞬でもいいから最後見て欲しかったのです。

大阪の西成で暮らしはじめて五年目、いまもわからないまま続いていく写真への旅、日々を写して残ったいくつかのフィルムの膜にポツッと一点穴が開いたような感じがしました。 時間、場所、感情、匂い、すべてを混ぜ、感覚の赴くまま、いまを束にしてみたい、そこに思索なんていらない、この本は私の欲で衝動でいいと、思いました。


残念ながら晩秋この世を去った母に見て貰うことは、叶わなかったけど、いまも誰にも何も頼まれないのに「つくること」、次の作業に思いを巡らせている私に、母はきっとあきれているでしょう。 2年ぶり通算11作目の写真集は、大阪・西成区の生活と密着する風景の断片からセレクションして、時間軸上に並べることでしか見えてこない流れを編んだ写真集です。 

Mar 2, 2020

The Works of Kento Morikawa-11,Osaka/Nishinari

●写真集情報
 















 
 
 
 
 

 
 
眼を動かす動作と一緒に浮かび、壁を見ている時や空や天井を見上げた時にも自覚する。
昭和50年代、地元広島の流川界隈で幼少期を過ごした、あの頃からどこへ行っても視線を動かすと、蚊みたいな糸くずみたいな形が視界内で追いかけてきた。

 往時、流川界隈の薬研堀通り沿いに在ったキャバレー「ロンドン」の正面から向かって右に精肉店、生花店、文房具店、飲食店…と立ち並ぶ一角の生花店の上で小学3年生まで家族と暮らしていた。今も辛うじて残る流川通り沿いの生花店が嘗ての祖父母宅で、隣筋、薬研堀通りの実家跡ともども現在は飲食店や風俗店の無料案内所に代変わりした。しばらくはこの周辺にあったいくつかの見慣れた建物も、いつの間にか沢山のコインパーキングやコンビニになっている。馴染みの銭湯「あずま温泉」はもうだいぶ前にクラブ(踊るほう)に様変わりした。

 振り返って思えば、朝玄関のシャッターを開けると目の前で横たわるおじさん、ふらつく酔っぱらい、道端の嘔吐物を避けながら登校する通学路、ゴミ収集車の清掃員の作業服、下校途中に寄り道しながら迷い込む謎のトイレ、夕方ひとりで行く「あずま温泉」の湯船の中から眺めた大人の姿、水前寺清子のポスターと広島カープのカレンダー、スタンドから漏れるカラオケの騒音、キャバレー「ロンドン」の呼び込みと客のせめぎ合い、その隣「エモリ化粧品店」のバックヤード、裏にはトルコ街の派手な看板と暗い路地、赤レンガの「新天地公園」はブルーシート・ダンボールハウス、コンビ二「ポプラ」の長老(ホームレス)、万引きしたスーパー「イズミ」のビニール袋、中学生に恐喝された雑居ビル、怖いものに引き寄せられ、それがおもしろさへと転じた、相反する感情、一生懸命走って夢中で遊んだ遠い記憶、その時見ていた光景はいまだ自分の中におぼろげに貼り付いる。

 それらは、現在暮らす大阪の街をふらっと歩きながら写す時、そこで何かを見た拍子にゆっくりと反応し始め、記憶に繋がっていくような、そんな、当時経験した地元の感覚や、すっかり忘れてしまった夢みたいな一瞬、すでに記憶からすっ飛んでしまっているディテイルが蘇ってくるような感じがする。もちろんそれは、自分が生まれた広島の流川界隈の規模から何からまるで違う、むしろ似ても似つかわない程の雰囲気だけど、自分の記憶の中だけの相似が、これからも歩く写真の撮影地としては、何か打ってつけで必要なひとつの場所になった。

 大阪・西成の旅もすっかり日常になって4年が経つ。毎日路上で何気なく出会う質感や匂い、重さみたいな何かが、日々の中の感覚的な断片や糸口のようなものと混ざって、好き嫌いを超えたところで、簡単に素通りできない光景や、感情と矛盾するような行為へと駆り立てられるのは、往時の空気感や匂い、たたずまいが無意識(意識的)に蘇って、勝手に置き換え、重ねて見たい欲望が、僕にとっての写真なのかもしれない、と時々こんなことを思う。

そして突然何かを落としたような気持になり、どこかでいつの間にか変化していったことを意識する。その地点を確認するためにもう一度スタート付近に戻ろうとするが、二度と引き換えせないことに気づく。

 気にしなければ気にならないし、気になりだすと気が気でない、細くうごめく点のような先、奇妙でせわしなく動く蚊の足みたいな薄い影は、今も僕の眼の中で動き回っている。(「あとがき」より)

Jan 11, 2020

Book




●写真集刊行のお知らせ
 
脇田耕二 『ただ一閃』 届きました。
 
SanSanStudio Storesでも(1/28~)ご注文を承っております。ご覧いただけましたら幸いです。
 
 
 
 
-脇田耕二写真集によせて-
 
ダミー本をもって背の高い写真家がやってきました。手渡されたのは黒布の表紙にシルバーの一本線が箔押しされた一冊。本文には路上スナップの断片が不規則に並んでいました。
 
ページをめくりながら、一寸ずつこの断片が連なりリズムが生まれ、ページが終わるころには、シャッターを押す瞬間を求め路上を大股で歩き進む写真家の息遣いが聞こえてくるようでした。
 
日常と密着する風景の一瞬、空気のような感触をよりハッキリさせたいと思う気持ち、写真を通しての確認や試行錯誤が続いていくような一冊でした。
 
何気ない興味が人それぞれの「なんらかの形」に落とし込まれて、そこに新たな認識が生じる、その流れが写真家にとっては『見る』ことに関係しているのでしょうか。
 
わからないことをわかろうとする作業の痕跡、それが写真家にとっての「写真集」なのでしょうか。(「あとがき」より)
 


Jan 10, 2020

Exhibition

◆展示のお知らせ


 
 


 
ストリートスナップの名手 脇田耕二氏の個展 『晴れ、所により冗談を』
 
2020年1/15~1/26 大阪・南船場 ギャラリー壹燈舎。 是非ご高覧ください。

Apr 3, 2019

Art photograph group show












 
 
 


 
 
先週までRECTO VERSO GALLERYにて開催しておりました、Art photograph group showは無事終了。ご来廊いただきました皆様、ありがとうございました。

この度はインド・デリーで撮影したシリーズ『WALK MAN'S DELHI』から写真集掲載予定のイメージからセレクトしました。

4名の作品が一挙に展示された、見ごたえのあるおもしろい空間になっていました。ギャラリー、関係者、出展者の皆様ありがとうございました。

Mar 18, 2019

Exhibition

◆展示のお知らせ








東京・日本橋のRECTO VERSO GALLERY で開催される
Art photograph group show に参加します。

今年の冬にインド・デリーで撮影した写真を展示いたします。
ご高覧いただけましたら幸いです。 



Mar 6, 2019

TOKYO ART BOOK FAIR

 イベント参加のお知らせ
 


















2019/3/8~4/7 まで銀座 SONY PARKにて開催される
TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition 内のZINE'MATE SHOPにて

SanSanStudio刊行の写真集『White Lines』、『GOOD LUCK BEETLE』、
Lucien Deux』、『MEXICO CITY LIGHTS』、『CISCO』 5タイトルを出品します。
国内外のアートな本が一挙に集まったイベント。どうぞご来場ください。

Feb 5, 2019

Exhibition

◆展示のお知らせ


南船場のギャラリー壹燈舎にて 脇田耕二写真展 『されど一閃』

今月10日まで、是非ご高覧ください。

Dec 31, 2018

......2018

大阪・西成の旅がすっかり日常になって三年目。

十年一日と云うか、二十年くらい、同じような路上を歩いて写す写真。
そのくり返しを、同じカメラで同じフィルムで、昔からそうです。

今年も大阪(西成中心)で通りすがりの一枚を、時々、アジアの異国でも。
二月と九月は九龍村(ソウル)、 久方ぶりの港町キールン(台湾)、
三年ぶりにまたマカオと香港でタイムリミットまで、通り抜ける撮影……

何度か訪れた場所を再び一人歩く自分の行動は老人がする旅のようにも思えてきます。
だけど同じ場所への旅なのに、前回来た時とは印象が違ったものになることもあり、
そのことを、ゆく先々で、度々実感させられました。


晩秋は初めての熱帯、初めてのマレー半島。
南方の知らない場所へ放り出し、出会った光景に反応し、シャッターを切ることで、
なんだか振り出しに戻った気分で夢中になっていました。

南方の続きは、年明け一月中旬からインドのデリーに向います。
インドではメキシコ以来のカラーフィルム撮影を計画中。その後またマレー半島へ。
誰にも何も頼まれないのに、どんどんほっつき歩いていられたら嬉しいです。


そして2018年も二冊の写真集で発表出来た仕事はとても有り難く、これからの励みになりました。
お世話になった方々には深く感謝します。

皆さん、お体には気を付けて良いお年をお過ごしください。

May 5, 2018

Web

Website の Book や Exhibition 等を更新しました。
 
https://www.morikawa-kento.com/
 

 

 

 
 
 


 

Apr 30, 2018

Tokyo Photographic Art Museum Library

写真集情報

これまでSanSanStudioが刊行した全ての写真集が閲覧いただけます。

お近くの方はぜひ美術館内でお手にとってご覧ください。

Apr 12, 2018

BOOK SHOP

写真集情報 new


下記の書店にて新作写真集を取扱いしていただいております。
お近くの方はぜひ店頭でお手に取ってご覧ください。

 
SO BOOKS
東京都渋谷区上原1-47-5
※小田急線代々木上原 徒歩2分/千代田線代々木公園 徒歩2分

BOOK OF DAYS
大阪府大阪市西区阿波座1-10-2 西本町エイトビル202号
※大阪メトロ本町駅 22番出口より徒歩2分

梅田 蔦屋書店
大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
※大阪駅中央北口出口から徒歩約1分
※梅田(大阪メトロ)駅3(御堂筋線梅田駅)出口から徒歩約3分
※梅田(阪神線)駅D-13出口から徒歩約3分

WEB STORE

写真集情報


SanSanStudio  でも web store をしています。

ご注文の際は、ご希望の商品と冊数、お届け先のご住所、お名前等をご連絡ください。
受注後、ご注文内容の確認メール(お支払方法等)をお送りいたします。
ご入金確認後発送させていただきます。
 

Mar 21, 2018

From my darkroom



東アジア遠征で撮影したフィルムを暗室で、現像し終えました。
 
乾燥したネガを裸のまま次々とテーブルの上に置き、一本ずつ切って、
ネガシートに手作業で入れます。その際にネガとネガが直接あたり
擦れてキズがついたり、順番がバラバラになるけど気にしません。
 
大嫌いなスポッティングはもう随分前に止めました。
この先フィルムがなくならない限り、開き直っていきます。

Mar 14, 2018

Book

●写真集刊行のお知らせ

 
 
新作写真集 『CISCO』を制作いたしました。
刊行シリーズSanSanStudio10作目。
 
取り扱い書店、等は順次お知らせします。
SanSanStudio でもご注文を承っております。
 ご覧いただけましたら幸いです。

Book

●写真集刊行のお知らせ
 

 
 
新作『MEXICO CITY LIGHTS』を制作いたしました。
SanSanStudio 初のカラーネガフィルム編。
 
取扱い書店、等は順次お知らせします。
SanSanStudio でもご注文を承っております。
ご覧いただけましたら幸いです。

Mar 13, 2018

The Works of Kento Morikawa-10 San Francisco

写真集情報


○森川健人写真集 『CISCO』 new

2018年3月25日発売/SanSanStudio/¥3,000/W170×H290mm/上製本/
86ページ/モノクロ96点/限定200冊

"CISCO" March. 25. 2018 on sale
SanSanStudio / ¥3,000 /W170×H290mm/Hard Cover/
86pages/B&W 96images/Edition of 200

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全く進歩がないと云うか、
結局同じようないろいろな出来事を繰り返しているようにも感じました。
その進歩のなさを忘れていた21年前のサンフランシスコの一人旅で書いた
3ヶ月日記によって思い知ることができ、読み終わった時、
なぜかホッとしました。
と同時に保留にしたままの案件を抱えているような気になりました。

2017年の冬、このサンフランシスコの一人旅をまた思いつきました。
気分はおじさんの修学旅行。
当日は西成からバスで伊丹空港まで向かいました。
乗り継ぎ乗り継ぎして、やっとチャイナタウン近くの
ノースビーチと云うイタリア人街の宿に到着。
早速、はぐれた記憶をたぐり寄せ、自分の目と足で
確かめるように街中をぐるぐるまわり、坂を登りきると海が見え、
下っていくと海に近づきました。
頭で考えているうちはおもしろくありません。

ふと、どこを歩いているのか分らなくなった時、
謎の方向音痴感覚とともに、思いもよらなかった方向へのびていく・・・
衝動的に動いている時は調子が良く、
この撮影中、僕はとにかくシスコの路上にいるだけで、
やっぱりワクワクしてあの時のようにドキドキしていました。

西成に戻ってきて暗室中にフィルムやプリントを何度も眺めたり、
生活をしていく毎日で、
後回しにした「あれやこれ」について思いを巡らせます。
これまで自分なりにもがいたり、
転んだりしたつもりの20年間が行き着いたところはスタート地点みたいで、
笑いが込み上げてきたように感じました。
そう思えるまでには、ずいぶんと時間がかかったなあ。

森川健人


I was not making any progress at all,
or I felt like I was in a constant state of repetition.
I realized my lack of progress by coming across and re-reading my three-month diary which
I had kept during my solo journey to san francisco twenty-one years ago,
and which I had completely forgotten about.When I finished reading the diary,
I felt a sense of relief for no special reason. At the same time.
I felt like I had a project in mind that was in a holding pattern.

In the winter of 2017, I decided to make another solo journey to San Francisco.
The feeling I had was of a slightly old fart back on school trip.
On the day of my departure, I went to Osaka International Airport from Nishinari by bus.
After connecting to this means of transportation and that,
I finally arrived at an inn in the Italian section of the city,
North Beach near Chinatown. Immediately
my mind wandered back in time and my legs transported me around the neighborhoods
while my eyes seemed to want to confirm the surroundings.
At the top of the hill, I saw the sea. While going down the hill, and as I  approached the water,
I thought to myself that it is not that appealing to always think with your head.

When suddenly I became unable to recognize where I was walking,
I went in an unexpected direction as if transfixed by a mysterious feeling, that is to say,
I had no sense of true direction. When I was moving around impulsively,
I felt a feeling of revitalization. While taking these photographs,
I rekindled that sence of excitement and thrill by just being on the streets of San Francisco.

After returning to Nishinari, I stayed in my darkroom and looked at the film and prints over and over.
As the days of my life unfold, I think about one thing or another that I have postponed.
I know l have struggled and stumbled in my own way over the last twenty years.
However, the place I seemed to have reached is my true starting point.
I have felt the laughter welling up in my heart, and l wonder why it took so long.


Kento Morikawa

The Works of Kento Morikawa-9 Mexico City

写真集情報
 














 
○森川健人写真集『MEXICO CITY LIGHTS』 New

2018年3月25日発売/SanSanStudio/¥3,000/W190×H180mm/上製本/
94ページ/カラー83点/限定200冊

"Mexico City Lights" March. 25. 2018 on sale
SanSanStudio/¥3,000/W190×H180mm/Hard Cover/
94pages / Color 83images/Edition of 200

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預けたバックを受け取りゲートを出ると、
日本やアメリカとは違う匂いがして、カラッカラの乾いた空気とともに、
なかなか遠くへやってきたぞ、と云う気分になりました。

ラテンアメリカ・メキシコの首都。
約900万人の大都会は様々な人種が乗り合わせてきました。
知らない街にいきなり放り出されることで不安になってきたり、
ついつい余計なことや役にも立たないことを考えたり・・・深呼吸。

出来ることはコツコツ足を使うことだけ。
路上ひとつに狙いを定め、自分だけの目印や休憩場所を見つけながら、
コトバはここでもからきし駄目・・・失敗をくりかえし、恥もかき大汗もかきます。
どうにかしたいと思い、開き直る・・・。

歩いてわからなくなったことは誰に聞いても教えてくれません。
足踏みしたりしながら、匂いや光や風、音や人、
ジワジワと押し寄せてくる光景はたまりません。

 
あれから・・・半年以上経ちます。
昨夜のニュースでメキシコシティが大地震で
建物崩壊やガス爆発の映像がいくつもあがってました。
奇しくも32年前の同じ日にも大地震が起きたらしい、大丈夫でしょうか?
今年2月に訪れたのが昨日のような気がしてきました。


2017年9月 森川健人


  When I received my baggage which I had at the airport and went out of the gate,
is smelled of a different atmosphere from of Japan or America.
With the dry air,
I felt that I had arrived in some far off land.
It is the capital city of Mexico ,Latin America.
Ia a metropolis of some nine million citizens, I shared rides with my fellow passengers of many human races. By being suddenly thrown into a city that I did not know,
I felt uneasy and thought I should not say anything unnecessary or useless, and I took a deep breath.
The only thing that I could do was to use my legs diligently.
I targeted one street and found my own landmark and space for relaxation.
I was hopeless at the language here.
I repeated failures,embarrassed myself and sweated a river.
I tried to do something about it and assumed a defiant attitude...
Even if I lost my way while I was walking, nobody would listen to me or give me an answer.
While stepping around on foot, I come into contact with smells, light, wind sounds and people.
I could not let go of the wave after wave of such sensations. It was overwhelming.
It has been more than a half year since then.
On the news last night, I saw many images of collapsed buildings and gas explosions
as a result of the lage magnitude earthquake in Mexico City.
I heard that, by a curious coincidence, exactly thirty two years ago, an even more damaging earthquake had occurred. Is everyone there all right?
I visited Mexico City in February this year. But now I feel as if I had only visited there yesterday.

September 2017, Kento Morikawa
 

Feb 21, 2018

Book

 
 
今朝、新作『MEXICO CITY LIGHTS』と『CISCO』の
色校が印刷所から送られて来ました。
 
実際に使う紙に試し刷りしたもので、
これをサンプルにして本番の印刷を行われます。
 
刷り色や修正箇所、文字の確認……これで決定したら
もうあとには引き返せません。
 
いよいよ最終的な調整をして印刷~製本へ。
現場の職人さんのおかげで成り立っています。
 


Jan 2, 2018

2018


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
あけましておめでとうございます。
 
本年も歩き廻り、つくり散らかしたモノの整理に務めるつもりでいます。
 
2018年がみなさんにとって良い年となりますように。
 
森川健人


Dec 31, 2017

……2017

広島から、大阪の西成へ仕事場を移してもう少しで2年が経ちます。
 
「今年はあそこへ旅したい」「こう云う仕事がしたい」みたいに、
いつもその時に自然と思い浮かんでは、ああでもないこうでもない、
とずっと追っかけている……テーマみたいな、何かの物差しみたいな、
「旅と路上」の感覚。
 
今と一寸先のことだけ、フォーカスして今年も過ごしました。
第一条件は続けること。いろいろなことをやったり、
いろいろなことをやらなかったり、やらないことも、
ひとつの行動だと改めて実感します。
 
2017年はじめは21年ぶりにサンフランシスコの路上を歩きながら、
上手く思い出せない夢のような…昔の感覚がふと甦ってきた気になりました。
続いて初めてのラテンの地・メキシコシティでは、
一寸ずつ写真の勘みたいなものが変わってゆくのを感じました。
それぞれの仕事(撮影)は今思い返してもドキドキハラハラの連続で凄く楽しかったです。
自室に戻り体重計に乗っかったら6キロも減っていました。(今は元通り)


そして今年も毎日大阪の下町(西成中心)をグルグル廻って、時々、立ち止まり、
展覧会に参加したり、何冊かの写真集を練っていました。
お世話になった方々には深く感謝します。

来年も旅を歩き廻って、風景を集めます。「次をつくること」いつもそれだけです。
ありがとうございました。
 
2017年12月31日 大阪・西成にて

Dec 15, 2017

Group exhibition

◆展示のお知らせ

時そのものをイメージした作品、過去の人が現代にタイムスリップしてきて
描いたような作品等「時」をテーマにした様々な作品が展示されます。
 
私は写真1点の展示で参加させていただきます。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。




Oct 27, 2017

Letter From The Yellow book exhibit in 2017 TAP

 

2017 台北藝術攝影博覽會 
展覽日期: 10/27-10/30 
展覽地點
: 華山文化創意產業園區  東二四連棟BCD


 

台湾で開催される Taipei Art Photo のクリエイティブブースで 
LETTER FROM THE YELLOW』の出品および販売いたします。

さまざまなおもしろい作品が一挙に集まるイベントです。
4日間、各作家の展示、写真集の販売やトークショーなど催されるようです。
期間中、台北に滞在される方がいらっしゃいましたらどうぞご高覧ください。

 

Oct 24, 2017

MORIKAWA BOOK


本が好きな子どもではなかったです。
本はそこまで親しい存在でもなかったと思います。

今はかなりの遅読ながら、気にいったら同じ本ばかり
何度もくり返して読んでいます。

読み終わっても新しい本にあまり興味がわかず、何通りにも読める、
読む時の気分や、その時の自分の読解力で、印象がくるくる変わる、 
「本」はいつの間にかとても身近な存在になっていました。

Oct 17, 2017

Book


タイトルのフォントや文字のサイズ、行間や字間…
全ての文字を目立つようにしたら目立たなくなり…
地味にしたら逆に目立ってしまうこともあります。

装丁に関してド素人同然の自分にはどうなるか
わからな部分も含めて楽しみしかありません。


Oct 10, 2017

Book

 
最初に全てを設計してしまうと、予想以上に予算が上がってしまいました。
 
考えられるあらゆる可能性を設けながらなるべく抑えられるように
現在、様々な調整をしていただいています。

Oct 6, 2017

Book


一般的にツルッとした紙は安くて汚れにくく印刷の「ノリ」もいい。
逆にゴワゴワした紙は高価で汚れやすく印刷の仕上がりが予想できない。

これ迄SanSanStudioでつくった写真集にツルッとした紙が多いのは、そう云う理由もあります。 
とは云え、平坦な紙ばかりだと味気ない...でこぼこだらけだと一寸不安になる...

一度つくったらやり直しもきかず、物として、残り続ける本のおもしろさとこわさ。


Sep 26, 2017

BOOKS


 
 
今、来年刊行予定の、「旅」と「路上」をテーマにした本をつくっています。
 
これまでも国内外のランドスケープやストリート・スナップの写真集でしたが、
今回は2017年冬に滞在したメキシコのメキシコシィとアメリカのサンフランシスコでの
ランドスケープとスナップショットを組み合わせたものになります。
 
旅を日常と分けて表現するというより、旅からさめた時、頭の中で行き来する
曖昧な時間感覚や断片的なイメージ、匂いや音であれ、
路上で出会った光景の奇妙な懐かしさや違和感は、
毎日歩く近所の路上も、生まれて初めて歩きまわる都市や
20年ぶりの懐かしい街でも共通するものを感じます。
 
今回は色の幅を広げたため、まだまだ試してみなければならないことがあります。

Sep 10, 2017

Art photograph group show



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
RECTO VERSO GALLERY での展示は昨日無事終了しました。
 
会場は装飾要素を一切排除したホワイトキューブの空間となっており
面識のない写真家をギャラリーが独自で選出し、グループショーとして
構成するシリーズ。今回は東京、名古屋、大阪からの出品。
僕は昨年に続いて4回目の参加です。

展示方法を自身で考え過ぎると、作品がつじつま合わせ的に流れて
行き着いてしまうこともあるので、担当の方々の感覚的で適切な作品の
見せ方には毎回興奮します。今回も展示のチャンスを与えていただいた
ギャラリーの方には深く感謝します。
 
そしてご来廊いただきました皆さまありがとうございました。
 


Sep 3, 2017

Exhibition

◆展示のお知らせ
 
東京・日本橋のRECTO VERSO GALLERY で開催される
Art photograph group show に参加します。
 
今年の冬サンフランシスコで撮影した写真を展示いたします。
ご高覧いただけましたら幸いです。 
 
 


Jul 20, 2017

Exhibition

展示のお知らせ

明日から東京・国立の、ART IMAGINE GALLERY での招待作家展 「異」 に参加します。
 
様々なおもしろい作品が一挙に集まります。 どうぞご来場ください。




Feb 17, 2017

Darkroom

 
サンフランシスコで撮影したTRI-X (120白黒フィルム)を
連日数時間数十本づつ自家現像して今晩やっと全て済みました。
 
これからはメキシコシティのカラーと並べてスキャナーで
ネガ見-プリント-セレクト-編集……時間をたっぷりかけて、
そのプロセスで迷ったり、反省したり、考えをコロコロ変えたりしながら
印刷物(本)にする努力は怠らないようにしたいです。

Dec 31, 2016

……2016

今年の春から22年ぶりに関西で暮らし始めました。部屋は大阪・西成の端の町。

この界隈は初めて訪れた時から、街並みや光景をぼんやり眺めているだけで、
なぜか心が和らぎました。
自分自身の流れに対して、今まで心のどこかに在り続けた不安感のようなものが、
一寸ずつ消えていくようにも感じました。

これから先「オオサカ」をテーマに撮影して行くんだと云った意識は漠然としていますが、
溜まっていくネガ(フィルム)シートの束に希望はあると信じています。
ネットや人に教えてもらうのも良いけど、自分だけの目印を見つけたり、
休憩場所を作ったりして、ここで生活する中で、実感する“ならでは”が、
だんだん増えてきました。

実際に見て覚えたこと、気づいたこと、脱線したり、寄り道しながら、
今、自分には何ができるか。どうすればできないことをやらずにすますことができるか。
そんなことを暇さえあれば考えていました。

その結果、できないことはできる人にまかせればいい、
そのかわりできることは時間をかけて小さい事からコツコツ繰り返し続ける……。
仕事(写真)の依頼がなければ、バイトをしたり、自分の歩きたいところを、
撮りたいように、撮ればいいと開き直りました。


今年もいくつかの展覧会と二冊の写真集で発表できた作品が、
またやろうと云う気にさせてくれます。感謝です。

年明けは1月下旬から21年ぶりにサンフランシスコへ、
継いで初めてのラテンアメリカ=メキシコシティへ一人旅の撮影に出かけます。
そして 「カンサイ・オオサカ・ニシナリ」の旅の続きをコトコト仕込みます。

2017年がみなさんにとって良い年になりますように。 ありがとうございました。
 
2016年12月31日 西成にて            

Dec 11, 2016

Web

http://morikawa-kent.com/index.html
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Website のbooksexhibitionを更新しました。


Nov 22, 2016

Tokyo Photographic Art Museum Library

写真集情報
 
 
これまでSanSanStudioが刊行した全ての写真集が閲覧いただけます。

お近くの方はぜひ美術館内でお手にとってご覧ください。

BOOKS

写真集情報

【取り扱い書店・文化施設等】

 SO BOOKS(東京)

新今宮文庫(大阪)


丸虎國際顧問有限公司(台北・台湾)



ご覧いただけましたら幸いです。 

Oct 27, 2016

The Works of Kento Morikawa -8 Paris

写真集出版のお知らせ 



『Lucien Deux』  森川健人写真集 (2016)

255×215mm/本編142項/写真点数90点/上製本
33STUDIO.2016/ISBN978-4-907485-04-7/¥3800/ed200

【Book Shop】
ご注文の際は、ご希望の商品と冊数、お届け先のご住所、お名前を
e-mail:s1187@circus.ocn.ne.jpまでご連絡ください。
受注後、ご注文内容の確認メール(お支払方法など)のお知らせをお送りいたします。
お支払方法は銀行振り込みとなります。ご入金後、発送させていただきます。
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 フランス・パリの路上で撮影した自身二冊目の本です。
 2013年にZINEとして刊行した『LUCK OF LUCIEN』の続編。
前作はパリ・バンリュー(郊外)で撮影しました。
 今作では移民街特有のケバケバしい町並みとザワザワとざわめくような感覚を、
通りすがりのスナップショットで写しました。
他にも前作までと異なる点は、これまでは意識的に省いていた、
風景の中に人が一杯写り込んだカットも遠慮なく収録しています。
 パリへは高校生のころ幼馴染の友人と二人、
大人に誘われるがまま10日ほど学校をサボって旅をしたのが初めてでした。
その時が国際線に乗った最初の旅でもありました。
当時憧れでも特別興味があった都市でもなかったけど、その後も何度か歩いています。
 昨年ドイツの旅の最中、いきなりあの時分の感覚が鮮明に蘇り、
何十年も経ち昔訪れた場所を無性に写真にしたくなって渡航してみました。
形(写真)にすることで、予想外の発見とこんな程度だったかと
残念な気持ちとを同時に味わうこともあります。
 そして、この旅の帰国当日シャルル・ド・ゴール空港を昼の便で発ち、
その8時間後にあの同時多発テロが起こったことは、
大阪に着き乗り継いだ南海線で知りました。
その瞬間、身の毛がよだち真っ先に浮かんだのは、「サン・ドニ」は「サン・ドニ」
でもパリ市内10区の「ストラスブール=サン=ドニ」駅周辺で
昼間っからズーと暇そうにたむろしていた大勢のアフリカ系の人たちのシルエットや、
移民街「シャトー・ドー」駅前のお世話になったアラブ人宿の主人と
小さな声の掃除のオバさんの顔……彼等の現在の表情を想像しました。
 分らないまま、決めつけも出来ない……
あれから何度も歩いてみたけどピタリと着地しません。
目の当たりにしたゴミだらけの路上でこれまでのことが一寸だけ蘇り、
様々な思いも溜め込んでまた新たな気分になります。
そして歩き廻ってその土地の空気を封印したフィルムが残り、
多くの光景が心に溜まった旅の感覚は、あの時から今も続いているようです。